皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
今回は鍼治療についてご説明させて頂きます。
鍼治療の効果の1つに「内臓機能の亢進」というものがあります。
何故鍼を打つと内臓の機能が高まるのか、実際に私も鍼を続けていた患者様が血圧が下がってお医者さんに褒められたというケースがあります。
今日はその何故?を説明してきます。メカニズムには以下の4つがあります。
まず鍼治療と内臓の関係性は、東洋医学における「経絡(けいらく)」という考え方を理解することが鍵となります。東洋医学では、人体には「経絡」というエネルギーの通り道があり、その経絡に沿ってエネルギーが流れています。この経絡は、身体の表面だけでなく内臓とも深く関連しているとされ、鍼治療によって経絡上の「経穴(けいけつ)」、いわゆるツボを刺激することで、内臓の機能を調整し、バランスを整えることができると考えられています。
1. 内臓の不調と経絡の関係
東洋医学では、各内臓は特定の経絡と結びついています。例えば、「肝」は「肝経」という経絡に、「胃」は「胃経」という経絡に対応しており、それらの経絡は身体の特定の部位を通ります。内臓に何らかの異常がある場合、その経絡に沿った部分に不調が現れやすく、逆にその経絡のツボに鍼を刺すことで、内臓の機能を改善できるとされています。
例えば、胃の調子が悪い人は、胃経に沿ったエリア、特に胃の経穴である「足三里(あしさんり)」などに鍼を刺すことで、胃の不快感や消化不良が軽減されることがあります。また、「肝」が弱っている場合は、「肝経」に沿ったツボ(例:太衝(たいしょう))に鍼を刺すことで、肝臓の働きを高め、全身のエネルギーバランスを整えることができます。
2. 内臓と自律神経の調整
鍼治療は、内臓の働きに大きな影響を及ぼす自律神経系の調整にも効果があります。自律神経は、内臓の機能を無意識にコントロールする神経であり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、消化器系や呼吸器系、心臓などの内臓に影響が出ます。鍼治療は、特定の経穴に針を刺すことで自律神経系を調整し、内臓の働きを正常に戻す助けとなります。例えば、胃腸の不調(消化不良や便秘、下痢)を抱える患者の場合、鍼治療によって胃腸を支配する副交感神経を刺激し、消化機能を改善することが期待できます。また、ストレスによる自律神経の乱れが原因で、心臓や呼吸器に負担がかかっている場合にも、鍼治療によって全体的な神経バランスを整え、内臓の負担を軽減することが可能です。
3. 内臓の反射区と鍼治療
内臓の状態は、しばしば皮膚や筋肉、特定の部位に反映されるとされ、これを「内臓反射」と呼びます。例えば、胃の問題がある場合、腹部の特定の領域が緊張したり痛んだりすることがあり、このような反射区を鍼で刺激することで内臓機能を間接的に改善できると考えられています。
特に「腹診(ふくしん)」と呼ばれる技法では、腹部の硬さや痛みを確認し、どの内臓に不調があるかを判断します。そして、その結果に基づいて、適切な経穴に針を刺すことで、内臓の機能を調整します。
4. 鍼治療の内臓に対する具体的な効果
鍼治療は、内臓のさまざまな症状に対応することができると言われています。たとえば、胃腸の不調、肝機能の低下、便秘、消化不良、膀胱の問題、月経不順など、幅広い内臓関連の症状が鍼治療の適応となります。これらの症状は、多くの場合、自律神経系の不調やストレス、エネルギーの滞りが原因とされ、鍼治療によってエネルギーの流れを調整し、内臓の働きを正常化することが目的とされます。
鍼はメカニズムがまだまだ解明されていないことが沢山あります。鍼治療を受けたい方は是非当院へお越しください!
浅草橋駅前鍼灸接骨院 TEL 03-5823-4787