むちうちなら
浅草橋駅前鍼灸接骨院

五十肩について

皆さんこんにちは!

浅草橋駅前鍼灸接骨院です!

11月になって少しずつ寒くなってくると五十肩になりやすく、なっている方は痛みが強くなりやすい時期になります。

今回はその五十肩について説明します。

症状と進行段階

五十肩の症状は次のような段階に分かれます。

  1. 痛みの増強期(炎症期)
    突然肩に痛みが現れ、徐々に強くなります。特に夜間に痛むことが多く、安静時でも痛みを感じる場合があります。
  2. 凍結期(可動域制限期)
    肩の痛みがやや軽減するものの、肩関節の動きが制限され、腕を動かすことが困難になります。腕を上げたり背中に手を回す動作ができなくなることが多いです。
  3. 回復期
    痛みが引き、徐々に肩の可動域が戻ってきます。改善には数カ月から1年ほどかかることが一般的です。

炎症期には鍼治療、凍結期には肩甲骨はがしや上半身ストレッチという肩の関節を動かせるようになるメニューが効果的です。

種類について

1. 石灰沈着性腱板炎

肩の腱板にカルシウム(石灰)が沈着して炎症を引き起こすタイプで、特に女性に多いとされています。この石灰が原因で激しい痛みが突然現れることが多く、夜間痛も強いため、睡眠が妨げられることもあります。

  • 突然の激痛:石灰が急に腱板に沈着することで強い痛みが生じます。
  • X線での確認:X線やCT検査で石灰沈着が確認されることが一般的です。
  • 治療法:鎮痛剤やステロイド注射による痛みの管理や、衝撃波治療で石灰を分解することがあります。

2. 腱板炎(腱板損傷を含む)

肩の回旋筋腱板(ローテーターカフ)に炎症が生じるタイプです。加齢や過度な運動、特に肩を酷使する動作を長年続けることにより、腱板が摩耗したり損傷したりします。

  • 症状:肩の上げ下ろしや後ろに手を回すときに痛みが走る。
  • 慢性的な痛み:痛みが徐々に増していくのが特徴で、動かさない時でも痛みが続く場合があります。
  • 治療法:消炎鎮痛剤、理学療法、また重症の場合は手術が検討されます。

3.上腕二頭筋腱炎

肩の前面にある上腕二頭筋の腱が炎症を起こすタイプです。特に肩の前方に痛みが集中するのが特徴で、腕を前に上げる動作や肩を回す動作で痛みが生じます。

  • 症状:肩の前面に痛みが集中し、腕を前に上げると痛む。
  • 原因:加齢、過度なスポーツ活動や仕事での肩の酷使。
  • 治療法:安静にし、ストレッチや筋力強化、必要に応じてステロイド注射などが行われます。

4.インピンジメント症候群

肩の関節構造の摩擦によって、肩甲骨と上腕骨の間で腱や軟部組織が圧迫されることで痛みが生じるタイプです。野球やテニスなど肩を多用するスポーツをする人に多く見られます。

  • 症状:肩を上げる動作で痛みが発生しやすい。
  • 原因:肩甲骨の動きのアンバランスや腱板損傷が関与していることが多い。
  • 治療法:姿勢の矯正や筋肉の強化、または理学療法が推奨されます。
[ 2024年11月1日 ]

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