皆様こんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
2月もあっという間に最終週になりましたね。
3月~4月は新生活シーズンで生活環境が変わる方も多いのではないでしょうか??
引っ越しの作業中に重い荷物を持ってギックリ腰をやってしまった…なんて方が多くなるのでくれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、これまで当ブログでも腰痛が何故起きるのか?腰痛に関連する筋肉について書かせていただきましたが今回は腰痛を起こす整形外科的な疾患について詳しく説明していきます。
それでは腰痛を起こす整形外科疾患で代表的なものから説明していきますね。
★腰椎椎間板ヘルニア
ヘルニアって聞いたことがあるけどイマイチどんなものか詳しくわからない…という方も多いと思います。
腰椎椎間板ヘルニアは脊椎の間にある椎間板(クッションのようなもの)から中にあるゼリー状のものが外に飛び出ることで引き起こされる症状の事を言います。
このゼリー状のものが神経根に触れることで様々な症状が出てきます。
・長時間の不適切な姿勢や運動不足による筋力の低下
・突然の重い物の持ち上げや不適切な姿勢での物の持ち上げ
・急激な体重増加や肥満
・加齢による椎間板の変化や退行性変化
・事故や外傷による損傷
によって引き起こされることがあります。
主な症状として腰痛、下肢の痺れ、感覚麻痺、筋力の低下があります。
筋肉が原因となる腰痛と異なり痺れや感覚の異常が出てくるのが特徴的で診断は症状や身体検査、画像検査(MRIやCTスキャンなど)などを通じて行われます。
★変形性脊椎症
変形性脊椎症とはいわゆる加齢的な変化で脊椎に変形が生じる症状の事です。
特にスポーツを良くされる方や肉体労働が多い男性に壮年期以降に症状が出てくることがあります。
診断はX線などの画像診断によって行われます。
★脊柱管狭窄症
脊柱管とは背骨の中の脊髄が通る管の事で脊柱管狭窄症は、この脊柱管が狭くなる症状です。
通常、脊柱管は脊椎の骨と軟部組織に囲まれており、脊髄と神経根が通っています。脊柱管が狭くなると、脊髄や神経根に圧迫がかかり、痛みやその他の症状が引き起こされる可能性があります。
脊柱管が狭くなる要因として
加齢に伴う脊椎や軟組織の退行性変性、椎間板ヘルニアに既往といったものがあります。
症状としては腰痛や下肢痛、痺れなどヘルニアにも似たような症状が出てきますが、中でも間欠性跛行というものが特徴的です。
間欠性跛行とは数百メートル歩くと段々と腰や下肢に痛みが生じ、しばらく前かがみ等の姿勢で休憩を取ると治まり、また歩くと痛みが出てくるという事を繰り返すことです。
このような症状がある場合は専門医の診断を受けましょう。
★腰椎分離症
腰椎分離症は、腰椎の一部の骨が分離したり、亀裂が生じる状態を指します。
これは運動競技や過度なストレスがかかるスポーツなど、特定の活動に従事する人々によく見られます。
若い年齢層でよく見られる症状であり、特に成長期の子供や思春期の青年に影響を与えることがあります。
腰椎分離症の主な原因は、次のような要因が挙げられます。
・特定のスポーツや活動による反復的なストレス。
・腰部の怪我や外傷が腰椎分離症を引き起こすことがあります。
診断は身体所見の評価やX線、MRIなどの画像検査を通じて行われます。
本日は腰痛を起こす整形外科疾患について説明させていただきました。
今症状を抱えている方は無理をせずに早め早めの医療機関の受診を心掛けましょう。