むちうちなら
浅草橋駅前鍼灸接骨院

インピンジメント症候群

皆さんこんにちは!

浅草橋駅前鍼灸接骨院です!

今回はこの前メジャーリーグのドジャースに所属している佐々木朗希投手が診断されていたインピンジメント症候群についてご説明させてさせていただきます。

インピンジメント症候群は、肩関節周辺で発生する運動器障害の一つで、特に肩を上げる動作において痛みを引き起こす病態です。日本語では「肩峰下インピンジメント症候群」とも呼ばれ、肩の使いすぎや加齢、姿勢不良などが原因となって肩関節周囲の構造が衝突(インピンジメント)し、炎症や損傷が生じます。

病態の概要

肩関節は、上腕骨、肩甲骨、鎖骨などから成り立ち、多くの筋肉や腱、靭帯によって安定性と可動性を両立しています。中でも肩を動かす際に重要な役割を果たすのが「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」と呼ばれる4つの筋群です。インピンジメント症候群は、これらの腱や滑液包が肩甲骨の一部である肩峰と上腕骨の間で挟み込まれ、炎症や痛みを引き起こす状態を指します。

原因

原因は大きく分けて「外的要因」と「内的要因」に分けられます。
外的要因としては、肩の使いすぎ、特に野球やテニス、水泳など腕を頭上に挙げるスポーツに多く見られます。また、デスクワークなどで長時間猫背の姿勢を続けることでも発症のリスクが高まります。
内的要因としては、加齢による腱板の変性や石灰沈着、肩峰の形状異常(例えば肩峰が鋭角になっているタイプ)などがあります。

症状

典型的な症状は「肩を一定の角度(約60〜120度)まで挙げたときに痛みが出る」というものです。この角度で痛みが生じることから「ペインフルアークサイン(painful arc sign)」という臨床所見が知られています。また、夜間痛や、肩を後ろに回す動作(髪を結ぶ、背中を洗うなど)での違和感や制限も見られます。進行すると、腱板損傷や断裂にまで至ることがあります。

診断

診断は問診と身体所見、画像検査(X線、MRI、超音波など)によって行われます。特にMRIでは腱板の状態や滑液包の炎症を詳しく評価できます。整形外科的テスト(ホーキンス・ケネディテスト、ニアーテストなど)も診断に役立ちます。

治療

治療は主に保存療法が中心となります。以下が一般的な治療法です。

  1. 安静・活動制限:痛みを引き起こす動作を控えることが重要です。

  2. 理学療法(リハビリ):肩甲骨周囲の筋肉バランスの改善、インナーマッスルの強化、柔軟性の向上を図ることで症状の軽減を目指します。

  3. 薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などで炎症と痛みを抑えます。

  4. 注射療法:滑液包へのステロイド注射が行われることもあります。

保存療法で改善しない場合や腱板損傷が高度な場合には、関節鏡を用いた手術が検討されます。これは肩峰の骨を削ってスペースを広げたり、腱板を修復したりする手術です。

予防

インピンジメント症候群の予防には、日常生活や運動における姿勢の改善、肩周囲筋のバランスの取れたトレーニングが有効です。特に、肩甲骨の可動性と安定性を保つことが重要です。また、無理な肩の使用や反復運動を避け、適度な休息を取ることも大切です。

まとめ

インピンジメント症候群は、早期の発見と適切なリハビリによって改善が期待できる疾患です。しかし放置すると腱板断裂など重篤な状態へと進行する可能性があるため、肩の痛みを感じたら早めに医療機関を受診することが望まれます。スポーツや仕事に復帰するためにも、治療と予防の両面からのアプローチが重要です。

[ 2025年5月15日 ]

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