こんにちは!浅草橋駅前鍼灸接骨院です。
皆さんは「良い姿勢を保つのって難しいな…」と感じたことはありませんか?実はその「姿勢」を支えているのが、私たちの体にある**姿勢維持筋(しせいいじきん)**と呼ばれる筋肉たちなんです。
今回は、そんな頼もしい姿勢維持筋の種類と、それぞれの役割について、わかりやすくご紹介します!
姿勢維持筋とは?
姿勢維持筋とは、私たちが立ったり座ったりする時に、重力に逆らって正しい姿勢を保つために働く筋肉のこと。無意識のうちに働いてくれているので普段は意識しにくいですが、長時間立っていたり座っていたりすると「腰がつらい…」「背中が張る…」なんて感じるのは、これらの筋肉が疲れているからなんです。
姿勢維持筋の主な種類
それでは、代表的な姿勢維持筋を部位ごとに見ていきましょう!
1. 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
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場所:背骨の両側に沿って伸びる長い筋肉
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役割:背筋をまっすぐに保ち、体幹を支える大黒柱的な存在。猫背の改善にも重要な筋肉です。
2. 腹横筋(ふくおうきん)
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場所:お腹の一番深層にある筋肉で、コルセットのように体幹を包む
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役割:内臓を支え、腹圧を高めることで姿勢を安定させる。体幹トレーニングの中心的な筋肉ですね。
3. 大腰筋(だいようきん)
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場所:腰椎(ようつい)から太ももの骨(大腿骨)につながる筋肉
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役割:骨盤を安定させ、足を持ち上げる動作にも関与。姿勢だけでなく、歩行にも重要です。
4. 多裂筋(たれつきん)
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場所:背骨の近くにある小さな筋肉群
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役割:姿勢を微細に調整する縁の下の力持ち。背骨の安定性を高める重要な筋肉です。
5. 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
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場所:骨盤の底にある筋肉の集まり
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役割:内臓の位置を保ち、姿勢の安定や排泄機能にも関係。近年、特に注目されている筋肉です。
なぜ姿勢維持筋が大事なの?
姿勢が悪くなると、肩こりや腰痛、頭痛の原因にもなり、見た目にも不健康に見えてしまいますよね。姿勢維持筋がしっかり働くことで、自然と背筋が伸び、呼吸も深くなり、疲れにくい体をつくることができるんです。
特に現代人は、スマホやパソコンの使用で前かがみの姿勢が続きがち。そうすると、姿勢維持筋がうまく働かなくなり、体に不調が出てくるケースも増えています。
姿勢維持筋を鍛えるには?
姿勢維持筋は、ガッツリ鍛えるよりも「ゆるやかに継続して使い続けること」がポイントです。以下のようなトレーニングがおすすめです。
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プランク(体幹トレーニング)
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ピラティスやヨガ
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ストレッチポールを使った背骨のリセット
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椅子に座る時に骨盤を立てて座る意識を持つ
日常生活の中で、正しい姿勢を「意識するだけ」でもかなり効果がありますよ!
まとめ
姿勢維持筋は、私たちの体の見えないところでずっと働いてくれている、まさに「姿勢の守護神」。これらの筋肉を知って、少しずつ意識して使うことで、肩こり・腰痛の予防にもつながります。
まずは1日5分、自分の姿勢に意識を向けてみませんか?
それでは、今日も良い姿勢で元気にいきましょう!