皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
今回は骨盤の前傾と後傾についてご説明させていただきます。
前傾とは前の傾き、後傾とは後ろの傾きの事を指します。
それぞれどうなっているかで出てくる症状やセルフケアも違ってくるのでご説明させていただきます。
骨盤の後傾と前傾について
骨盤は、体の中心に位置する大切な骨格構造であり、上半身と下半身をつなぐ役割を果たしています。この骨盤が前方あるいは後方に傾く状態を「骨盤の前傾」「骨盤の後傾」と呼びます。正しい骨盤の位置は、自然なS字カーブを描く背骨を支え、健康な姿勢を保つために非常に重要です。
骨盤の前傾とは?
骨盤の前傾とは、骨盤が前に倒れている状態を指します。腰が反り気味になり、いわゆる「反り腰」とも呼ばれます。主に腰の前側の腸腰筋や大腿四頭筋が硬くなっていることが原因で、デスクワークや長時間の座位などにより起こりやすいです。
前傾の状態では、腰に過度な負担がかかりやすく、腰痛や股関節の不調、O脚傾向などのトラブルが出ることがあります。また、お腹が前に突き出して見えるため、見た目の印象にも影響を与えることがあります。
骨盤の後傾とは?
一方、骨盤の後傾とは、骨盤が後ろに倒れている状態です。猫背のような姿勢になりやすく、腰が丸まって背中が曲がって見えるのが特徴です。腹筋や大臀筋などの筋力低下、ハムストリングスの硬さなどが原因となります。
後傾姿勢では、内臓の位置が下がりやすくなり、代謝の低下や便秘などの内臓機能にも影響を与えることがあります。また、見た目も年齢より老けて見えることが多く、姿勢改善が求められます。
前傾・後傾のチェックと対策
自分の骨盤の状態を確認するには、壁に背を向けて立ち、腰と壁の間に手を入れてみる方法が有効です。手がスムーズに入る場合は前傾、逆に入らないほど密着している場合は後傾が疑われます。
対策としては、ストレッチや筋力トレーニングが有効です。前傾の場合は腸腰筋のストレッチや腹筋強化、後傾の場合はハムストリングスのストレッチや大臀筋の強化がポイントです。