日常生活の中で、手首の小さな痛みを軽視していませんか？
それが「TFCC損傷（三角線維軟骨複合体損傷）」かもしれません。手首の小指側に違和感や痛みを感じた場合、この損傷の可能性があります。
今回はTFCC損傷の症状や原因、整骨院での治療方法についてわかりやすく解説します。
TFCC損傷とは？
TFCC（三角線維軟骨複合体）は、手首の尺骨側（小指側）に位置する軟骨や靭帯の複合組織で、手首の安定性を保つために重要な役割を果たしています。スポーツや日常生活の中で手首に過度な負担がかかると、この部位が損傷し、さまざまな症状が現れます。
主な症状
TFCC損傷の代表的な症状は以下の通りです：
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手首の小指側の痛み（特に回内・回外運動時）
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手首の動きに制限が出る
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握力の低下
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手首を回すと「クリック音」や引っかかりを感じる
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長時間パソコンやスマホを使うと痛みが悪化する
放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたす恐れがあります。
原因
TFCC損傷の主な原因は次の通りです：
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転倒などの外傷（手をついて転んだ時など）
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テニス、ゴルフ、野球などの繰り返し動作
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重い荷物を持つ仕事や作業
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加齢による組織の変性
特に、スポーツをしている方や重労働に従事している方、高齢者に多く見られる傾向があります。
整骨院での治療方法
整骨院では、手術を行わず自然治癒力を高める治療を中心に行います。具体的な方法は以下の通りです。
1. 問診と検査
最初に丁寧なカウンセリングを行い、痛みの原因を特定します。手首の可動域検査や圧痛点のチェックを行います。
2. アイシング・安静
急性期には患部を冷やし、安静を保つことが重要です。包帯やテーピングで固定する場合もあります。
3. 手技療法（マッサージ・ストレッチ）
周囲の筋肉の緊張を緩め、血流を促進することで、炎症の緩和を目指します。
4. 高周波治療や電気療法
深部に刺激を与え、組織の修復を促進する物理療法も効果的です。
5. テーピング・サポーター
日常生活での再発を防ぐため、手首を保護する装具を使用します。
6. リハビリ指導
セルフケアとしてのストレッチや運動療法の指導を行い、再発予防につなげます。
自宅でのセルフケアも大切
治療と並行して、自宅でできるセルフケアも効果的です。アイシングやストレッチ、無理のない範囲での運動などを日常に取り入れましょう。
まとめ
TFCC損傷は一度発症すると長引くことが多いため、早期の対処が大切です。少しでも違和感を感じたら、無理をせず整骨院での診察を受けましょう。痛みの原因をしっかり把握し、適切な治療を受けることで、快適な日常を取り戻すことができます。
当院でも患者様でお見えになられるケースもありますがしっかりと治療期間を取る事で回復に向かっています！
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