皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
私たちの体は、血液が全身をめぐることで酸素や栄養を届け老廃物を排出し、体温を維持しています。その中でも「骨盤」は、下半身の血流や神経の集まる要所であり、冷えとの関係がとても深い部分になります。骨盤が歪むことで血流や神経、さらにはホルモンの働きにまで影響を及ぼすため、慢性的な体調不良の原因となることがあります。
まず、骨盤には子宮・卵巣・膀胱・直腸などの重要な臓器が集まっています。冷えによって骨盤周囲の血管が収縮すると、これらの臓器に十分な血液が行き渡らなくなり、代謝が滞ります。その結果、子宮や卵巣の機能低下、生理痛や生理不順、不妊などのトラブルにつながりやすくなるのです。また、男性の場合でも、前立腺や膀胱の働きに影響を及ぼし、頻尿や下腹部の不快感を引き起こすことがあります。
さらに、自律神経との関係も重要です。骨盤周囲には自律神経が多く走っており、冷えによって血流が悪化すると神経の働きが乱れ、ホルモン分泌のバランスが崩れやすくなります。特に女性では、ホルモンの不調が気分の落ち込みやイライラ、不眠といった心身の不安定さにつながることがあります。
また、腸も骨盤内に位置しているため、冷えによる血流不足は消化管の働きにも影響します。腸のぜん動運動が鈍くなり、便秘や下痢を繰り返すことも少なくありません。これにより腸内環境が乱れると、免疫力の低下にもつながり、風邪をひきやすくなるなど全身の健康に波及します。
骨盤の冷えは「血流の悪化 → 内臓機能の低下 → 自律神経の乱れ」という悪循環を生み、放置すると慢性的な体調不良に発展します。そのため、骨盤を温め、血流を改善することが重要です。具体的には、腹巻きやカイロで下腹部を温める、湯船に浸かる、ウォーキングやストレッチで下半身の筋肉を動かすといった習慣が効果的です。特に太ももやお尻など大きな筋肉を動かすことで、下半身の血流が促進され、骨盤周囲の冷えが改善されやすくなります。