皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
今日は、腱鞘炎の種類と特徴についてです。
当院では「腱鞘炎で手首や指が痛い」というご相談をよくいただきます。腱鞘炎は一言でまとめられがちですが、実は種類があり、症状の出方や原因も少しずつ違ってきます。今回は代表的な腱鞘炎についてご紹介します。
① ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
最もよく知られている腱鞘炎です。親指を広げたり、物をつまんだりすると手首の親指側に痛みが出ます。特に赤ちゃんを抱っこするお母さんや、スマホをよく使う方に多いのが特徴です。親指を中に入れて手を握り、小指側に曲げる「フィンケルシュタインテスト」で強い痛みが出る場合は、このタイプの可能性があります。
② ばね指(弾発指)
指を曲げ伸ばしする腱が炎症を起こし、動きがスムーズにいかなくなる状態です。朝起きたときに指がこわばり、曲がったまま伸びにくいといった症状が代表的です。無理に伸ばそうとすると「カクン」とばねのように動くため「ばね指」と呼ばれます。特に手をよく使う仕事やスポーツをされる方に多く、女性ホルモンの変化によって更年期や妊娠・出産期の女性にも多く見られます。
③ 中手腱鞘炎(手のひらの腱鞘炎)
あまり知られていませんが、手のひらの中央部に炎症が出るタイプです。長時間のパソコン作業や手作業で起こりやすく、押すと痛みが強いのが特徴です。物を握るときに違和感を覚える方は、このタイプかもしれません。
④ 手関節屈側腱鞘炎
手首の内側(手のひら側)に起こる腱鞘炎です。重い荷物を持ち上げたり、長時間の手作業で繰り返し負担がかかることで炎症が起こります。ドケルバン病と違って、親指だけでなく手首全体に痛みが広がるのが特徴です。
腱鞘炎を悪化させないために
どの種類であっても共通するのは「使いすぎによる炎症」ということです。放っておくと慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
-
手首や指を休ませる
-
サポーターやテーピングで負担を減らす
-
温めて血流を良くする(急性期は冷却が必要な場合も)
-
症状が強い場合は医療機関で相談する
これらを意識して、早めにケアしていくことが大切です。
腱鞘炎は身近な症状ですが、種類を知っておくことで対処法も変わってきます。もし気になる痛みがあれば、無理をせず一度ご相談ください!