むちうちなら
浅草橋駅前鍼灸接骨院

動脈硬化と一酸化窒素の関係について

皆さんこんにちは!浅草橋駅前鍼灸接骨院です!

本日は、動脈硬化と一酸化窒素(NO:Nitric Oxide)の関係についてお伝えします!

一酸化窒素は、体内でL-アルギニンというアミノ酸から「一酸化窒素合成酵素(eNOS)」の働きによって生成されます。NOは血管内皮から分泌されるガス状の物質で、血管を拡張させる強い作用を持ちます。つまり、NOは血管を柔軟に保ち、血流をスムーズにするための“天然の血管拡張物質”と言えます。

正常な状態では、NOが適量に分泌されることで血管内の平滑筋が弛緩し、血圧を安定させ、血液の流れが円滑に保たれています。また、NOには血小板の凝集を抑える作用もあり、血栓(血の塊)ができにくくなる働きもあります。さらに、NOは白血球が血管内皮に過剰にくっつくのを防ぐため、炎症を抑える効果もあります。このように、NOは血管を“しなやかに・きれいに・詰まりにくく”保つために欠かせない物質なのです。

しかし、加齢や生活習慣の乱れによってNOの産生量が減少したり、働きが低下したりすると、血管内皮の機能が落ち、動脈硬化が進行しやすくなります。例えば、高脂肪食や喫煙、過剰な飲酒、ストレス、運動不足などはNOの生成を妨げる要因です。これらの影響により活性酸素(ROS)が増えると、NOと反応して「過酸化亜硝酸」という有害物質が発生し、逆に血管を傷つけてしまいます。その結果、血管内に炎症が起こり、脂質(特にLDLコレステロール)が沈着し、プラーク(脂肪のかたまり)が形成されて血管が狭くなっていきます。これが動脈硬化の初期段階です。

また、糖尿病や高血圧もNOの働きを阻害する大きな要因です。高血糖状態では内皮細胞がダメージを受け、NOの産生が減少します。高血圧の場合、血管への圧力が持続的に高い状態が続くため、内皮細胞が損傷しやすくなり、NOの放出が十分に行われません。つまり、動脈硬化のリスク因子となる生活習慣病は、いずれもNOの減少と深く関係しているのです。

反対に、NOの働きを保つことができれば、動脈硬化の予防・改善が期待できます。NOの生成を促すには、適度な有酸素運動が最も効果的です。ウォーキングやジョギングなどの軽い運動を継続することで血流が良くなり、内皮細胞が刺激を受けてNOの分泌が活発になります。また、食事ではL-アルギニンやL-シトルリンを多く含む食品(大豆、ナッツ類、スイカなど)を摂ることが有効です。さらに、ポリフェノール(赤ワインやカカオ、緑茶に含まれる成分)はNOの分解を抑えるため、血管の柔軟性を維持する助けになります。

このように、一酸化窒素は単なる血管拡張物質ではなく、血管の健康維持全般に関与する「血管保護因子」と言える存在です。NOが十分に機能している状態では、血管の内壁はなめらかで、血液がスムーズに流れ、動脈硬化の進行が抑えられます。逆に、NOの不足や機能低下が起こると、血管が硬くなり、詰まりやすくなってしまいます。

つまり、動脈硬化を防ぐためには、血圧やコレステロール値をコントロールするだけでなく、「一酸化窒素をいかに保つか」が重要なカギとなるのです。日常生活の中で運動や食事を意識し、血管を守るNOの力を引き出すことが、健康寿命を延ばす第一歩となるでしょう。

[ 2025年10月6日 ]

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