皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
肩こりと聞くと、多くの方は「筋肉の疲れ」「血行不良」が原因だと思い浮かべるかもしれません。しかし、最近注目されているのが「筋膜(きんまく)」という組織の関係です。筋膜は全身の筋肉を包み込み、姿勢の維持や動作の滑らかさを支える“ボディスーツ”のような役割を持っています。この筋膜に異常が起こると、筋肉がうまく動かせなくなり、結果的に肩こりを引き起こすことがあります。
筋膜は非常に柔軟で、正常な状態では筋肉の動きに合わせて滑らかに伸び縮みします。しかし、長時間のデスクワークやスマートフォン操作など、同じ姿勢を続けることで筋膜が「よじれ」や「癒着」を起こしてしまいます。これにより筋肉がスムーズに動かなくなり、局所的な血流障害や筋緊張を生じ、肩こり特有の重だるさや痛みが出てくるのです。
さらに筋膜は全身でつながっているため、肩だけでなく首や背中、腰の筋膜の硬さが肩こりに影響を与えることもあります。たとえば、猫背姿勢のように背中が丸まると、背部から肩甲骨周囲の筋膜が引っ張られ、肩の動きが制限されることがあります。そのため、肩をマッサージしても一時的に楽になるだけで、根本的な改善にはつながりにくいのです。
当院では、こうした筋膜の癒着をリリース(解放)する施術を行っています。手技によって筋膜の滑走性を回復させることで、筋肉の動きがスムーズになり、血流やリンパの流れが改善します。これにより、肩こりの根本原因にアプローチでき、再発しにくい身体づくりを目指すことができます。
また、筋膜の柔軟性を維持するためには、日常生活での姿勢の意識やストレッチも欠かせません。特にデスクワーク中は1時間に1回ほど肩を回したり、胸を開くようなストレッチを行うと良いでしょう。
肩こりを「筋肉の疲れ」とだけ捉えるのではなく、「筋膜の歪み」として捉えることで、より根本的なケアが可能になります。慢性的な肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度筋膜の状態をチェックしてみてください。




