皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
今回は巻き肩が及ぼす影響についてお伝えします!
巻き肩(まきがた)は、肩が前方に巻き込まれるような姿勢のことで、現代人に多く見られる身体の歪みの一つです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、猫背などが原因で起こりやすく、見た目だけでなく健康にもさまざまな悪影響を及ぼします。以下では、巻き肩が身体や生活にどのような影響を与えるのかについて解説します。
1. 姿勢の悪化と体の歪み
巻き肩は、胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)が縮こまり、背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)が弱くなることでバランスが崩れ、肩が前に出てしまった状態です。この姿勢が定着すると、猫背がさらにひどくなり、骨格全体のバランスが崩れます。体の歪みは、腰痛や膝の痛み、さらには足のトラブルにもつながることがあります。
2. 肩こり・首こり・頭痛の原因に
巻き肩の状態では、首や肩まわりの筋肉が常に緊張し、血流が悪くなります。その結果、肩こりや首こりが慢性化しやすく、筋肉のこわばりが神経を圧迫して頭痛を引き起こすこともあります。とくにデスクワーク中心の生活をしている人は、気づかないうちにこれらの症状が悪化している場合があります。
3. 呼吸が浅くなる
巻き肩になると、胸郭(きょうかく:肋骨で囲まれた胸の部分)が圧迫されてしまい、肺が十分に広がらなくなります。その結果、呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が減少します。浅い呼吸は自律神経の乱れを引き起こし、集中力の低下や不安感、疲れやすさなどにつながることもあります。
4. 見た目の印象が悪くなる
巻き肩は姿勢が悪く見えるため、実年齢よりも老けて見えたり、自信がなさそうに見えたりすることがあります。胸が閉じる姿勢になるため、呼吸が浅くなるだけでなく、顔色も悪く見えることがあり、全体として活力に欠ける印象を与えがちです。
5. スポーツや運動パフォーマンスの低下
肩の可動域が狭くなると、腕を大きく動かす動作や胸を開く動作が制限されます。これにより、スポーツにおけるパフォーマンスが落ちたり、筋トレでのフォームが崩れて怪我のリスクが高まる場合もあります。特に水泳やテニス、野球など、肩や胸の動きが重要なスポーツでは大きな影響が出ます。
巻き肩の改善には
巻き肩を改善するためには、ストレッチと筋トレのバランスが重要です。胸の筋肉を伸ばし、背中の筋肉を鍛えることで、肩の位置を正常に戻すことができます。具体的には、ストレッチポールを使った胸開き運動や、肩甲骨を寄せるエクササイズが効果的です。また、日常の姿勢を意識することも忘れてはいけません。
まとめ
巻き肩は単なる姿勢の崩れではなく、全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。肩こりや頭痛、呼吸の浅さ、見た目の印象の低下など、放置すると慢性的な不調につながることも少なくありません。早めに対策を取り、正しい姿勢を意識することが、健康的な体と生活を維持するカギとなります。