皆さん、こんにちは!浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
本日は血流障害によって起きる症状についてお伝えします!
1. 末梢の血流障害による症状
- 手足の冷え・しびれ:血液が指先や足先まで届かないため、冷感やピリピリとした感覚異常が起こる。
- 皮膚の色調変化:蒼白、紫色(チアノーゼ)、赤みなどが見られる。
- 浮腫(むくみ):静脈やリンパの流れが悪くなることで発生。
- 潰瘍や壊疽:血流不足が長期間続くと皮膚や組織が壊死してしまう。
2. 脳の血流障害による症状
- めまい・ふらつき
- 言語障害(ろれつが回らない)
- 視覚障害(片側の視野が欠ける、かすむ)
- 片麻痺(体の片側が動かない・力が入らない)
- 記憶力や集中力の低下
脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)では、こうした症状が突然現れることがあります。
3. 心臓の血流障害による症状
- 胸の痛み・圧迫感(狭心症の典型症状)
- 息切れ・動悸
- 冷や汗・吐き気(心筋梗塞で見られる)
- 疲れやすさ
特に心筋梗塞は放置すると命に関わるため、胸の強い痛みが続く場合は救急受診が必要です。
4. 下肢血流障害による症状
- 間欠性跛行:歩くと足の筋肉が痛み、休むと回復する。
- 安静時の足の痛み:重症になると夜間や安静時にも痛みが出る。
- 皮膚の乾燥・爪の変形
- 潰瘍・壊疽
これは閉塞性動脈硬化症でよく見られます。
5. 静脈の血流障害による症状
- 下肢のむくみ
- 重だるさ・疲労感
- こむら返り(ふくらはぎのけいれん)
- 皮膚の色素沈着や潰瘍(慢性静脈不全)
深部静脈血栓症では、急激に足が腫れたり、痛みや熱感を伴うことがあります。
6. 内臓の血流障害による症状
- 腎臓:血流が悪くなると腎不全やむくみ、高血圧を引き起こす。
- 腸:腸の血流が遮断されると激しい腹痛、吐き気、下痢や便秘。
- 網膜:視力低下や視野欠損(糖尿病網膜症や網膜動脈閉塞症)。
まとめ
血流障害による症状は、「冷えやしびれ」といった軽度なものから、「麻痺・失語・胸痛・壊疽」のように命に関わるものまで幅広く存在します。特に 急に出る症状(片麻痺・胸の痛み・強い頭痛など) は緊急性が高いため、速やかに医療機関を受診することが大切です。