こんにちは!浅草橋駅前鍼灸接骨院です!
今回は足底筋膜炎について教えていきたいと思います!
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)とは
足底筋膜炎は、かかとの痛みを引き起こす一般的な疾患で、足の裏にある「足底筋膜」という組織の炎症が原因です。足底筋膜は、かかとから足の指の付け根まで伸びている強靱な腱状の組織で、歩行や立位の際に足のアーチを支え、衝撃を吸収する役割があります。
原因
足底筋膜炎は、以下のような繰り返しのストレスや負担によって発症します。
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長時間の立ち仕事や歩行
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ランニングやジャンプなどの運動
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足に合わない靴の使用(クッション性のない靴、ヒールなど)
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足のアーチ異常(扁平足、ハイアーチ)
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体重増加や肥満
これらにより、足底筋膜が微細に損傷し、炎症が起きることで痛みが生じます。
症状
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朝起きた直後の一歩目のかかとに強い痛み
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長時間座った後に立ち上がると痛む
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歩き続けるうちに痛みが和らぐが、再発する
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通常、片足に症状が出るが、両足になることもある
診断
診察では、問診と足底の圧痛(特にかかと寄り)を確認します。X線検査で「骨棘(こつきょく)」と呼ばれる突起が確認される場合もありますが、これが直接の原因ではないことが多いです。
治療法
保存療法(手術以外の治療)が基本です。
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安静と休息:炎症を悪化させないため、負担を減らします。
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ストレッチ:ふくらはぎや足底筋膜の柔軟性を高めます。
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インソールや靴の見直し:衝撃を和らげ、足のアーチをサポートします。
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アイシング:痛みのある部位を冷やして炎症を抑えます。
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消炎鎮痛薬(内服・外用)
その他の治療
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理学療法(物理療法):超音波やマッサージで回復を促進
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ステロイド注射(必要に応じて):痛みが強い場合に一時的に使用
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体外衝撃波療法:再発性・難治性のケースに
予防とセルフケア
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適切な靴を選ぶ(アーチサポートとクッション性があるもの)
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定期的なストレッチ(ふくらはぎ・足底筋膜)
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体重管理
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長時間の立ち仕事や運動後のケア(アイシングやマッサージ)
予後
多くの患者は、数ヶ月の保存療法で改善します。ただし、症状が長引く場合は、専門医の診察を受けることが重要です。