皆さんこんにちは!
浅草橋駅前鍼灸接骨院です。
この時期は花粉症で悩まれる方も多いかと思いますが、花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状に実は鍼治療が有効とされており、症状緩和を目的に治療を行うことが出来ます。
今回は鍼灸治療とアレルギー疾患についての関連をお話させていただきます。
鍼灸治療とアレルギーの関係
鍼灸治療は、東洋医学の一環として古くからさまざまな疾患の治療に用いられてきました。アレルギーもその対象の一つであり、特に花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などに対して効果が期待されています。アレルギーは、免疫システムが特定の物質(アレルゲン)に過剰に反応することで起こりますが、鍼灸治療はこの免疫バランスを整える働きがあると考えられています。
鍼灸治療の基本的な仕組み
鍼灸は、「気・血・水」の流れを整えることで身体のバランスを保ち、健康を促進する治療法です。ツボ(経穴)に鍼を打つことで、自律神経や免疫系に働きかけ、自然治癒力を高めるとされています。アレルギーに関しては、特に以下の点で有効とされています。
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免疫バランスの調整
アレルギーは、免疫システムの過剰反応によって引き起こされます。鍼灸治療は、免疫の過剰な働きを抑え、バランスを調整することで症状を軽減する可能性があります。特に、ツボ刺激によって副交感神経の働きを高め、炎症反応を抑制すると考えられています。 -
自律神経の調整
アレルギーの症状は、自律神経の乱れによって悪化することがあります。ストレスや不規則な生活習慣によって交感神経が過剰に働くと、免疫系のバランスが崩れやすくなります。鍼灸治療は、自律神経の調整を行い、リラックス効果を高めることで、アレルギー症状を和らげるとされています。 -
炎症の抑制と血流改善
鍼刺激によって血流が改善されると、アレルギー反応による炎症の鎮静化が期待できます。特に、花粉症などの鼻づまりやアトピー性皮膚炎のかゆみの軽減に効果があると報告されています。
アレルギーに効果的なツボ
アレルギー症状を軽減するために、以下のようなツボがよく使われます。
- 合谷(ごうこく): 手の甲にあり、鼻づまりや目のかゆみに効果がある。
- 迎香(げいこう): 鼻の両脇にあり、花粉症や鼻炎の改善に有効。
- 足三里(あしさんり): 免疫力を高めるとされるツボで、全身の調子を整える。
- 曲池(きょくち): アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルに効果が期待される。
鍼灸治療の実際の効果について
鍼灸治療がアレルギーに対してどの程度効果があるかについては、まだ科学的に完全には解明されていません。しかし、近年の研究では、花粉症の症状緩和やアトピー性皮膚炎のかゆみの軽減に一定の効果があることが報告されています。また、副作用が少ないため、薬物治療と併用しながら体質改善を目指す方法としても注目されています。